更年期障害とは

更年期障害とは

厚生労働省によると、更年期障害とは

「40代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群」となります

また、

更年期に現れるさまざまな症状の中でも、他の病気をともなわないものを「更年期症状」といい、その中でも日常生活に支障が出るほど症状が重いものを「更年期障害」と区別されるのです

更年期障害の主な症状

更年期障害というとアフタヌーンエイジの女性のものと思われがちですが、実は性別関係なくホルモンバランの変化によって症状として現れます。(男性の更年期についてはこちら)

 

ここでは女性の更年期障害について詳しく書いていきます。

更年期障害は複数の症状が関係して発症しますが、その中でも大きく3つの種類に分けられます

血管運動症状

②その他の身体的症状

③精神症状

 

女性の場合、閉経期前後の約10年間に卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することによって症状が現れます。変化が急激な分、男性よりも症状が目に見えて多いので「更年期障害=女性特有の症状」と勘違いされやすいのもこれが原因です

 

①血管運動症状とは

血管運動症状とは、ホルモンバランスが崩れて血液の働きがうまくいかなくなることによる症状です

・のぼせ

・火照り

・発汗

・めまい

・動悸

・頭痛

・肩こり など

 

 

②その他の身体的症状とは

①の血管運動症状の他に現れる体の症状を指します

・腰痛

・関節痛

・冷え

・ひびれ

・疲れやすさ  など

 

③精神症状とは

精神症状とは、心や精神に関することです

・気分の落ち込み

・興奮亢進(気持ちが昂る)

・イライラ

・やる気がなくなる

・不眠  など

また、閉経後にはこれらに加えて膀胱炎・尿失禁・膝腰の関節痛・目や喉などの粘膜異常・無気力感なども表れると言われています

更年期だと気づかない?

 

更年期症状から更年期障害へと症状が悪化すると

・ホルモン剤など薬物治療

・漢方療法

・食事療法

などの治療で対処することになりますが、それは症状の自覚があって初めて進むステージ。初期症状が曖昧で発症に気づかないまま「なぜこんなに不調が続くのか」「イライラしていやだ」「情けなくなってくる」など自分や周囲へのストレスを高め悪化してしまうケースがとても多いのです。

 

まずは、更年期に対する正しい知識と対処方法を事前に知っておくことが大切です

さあ、一緒にアフタヌーンエイジを楽しもう